writer : はっちゃん
2019.02.28 Thu
目次 -contents-
こんにちは!オフィス家具モールのはっちゃんです!
当店で取り扱っているホワイトボードには、
ホーロー製、スチール製の2種類あります。
見た目にはそれほど違いは見られませんが、比べてみると
ホーロー製の方が少々値段が高いんです。
今回はこの2つの素材や違いについて比較していきたいと思います。
※焼付塗装 とは、塗料に熱をかけて硬化させる塗 装方法です。
ホワイトボードの断面を見てみると、下の図のようになっています。
この薄い板の中に、何層もの素材が合わせられてボード面が形成されています。
ホーロー製ホワイトボードもスチール製ホワイトボードも、中の心材は同じで、
表面の素材が、それぞれ上記に記した素材で覆われているのです。
ホーロー製のホワイトボードは、筆記面がホーロー素材になっています。
上記でも記したように、鉄にガラス成分を混ぜる特殊な加工をしているため、表面がかたく、滑らかになっています。そのため、キズがつきにくく、耐久性にも優れています。また、何度もかき消しを繰り返しても、消し跡が残りにくいというメリットもあります。
スチール製ホワイトボードは、筆記面がスチール素材になっています。
ホーロー製ホワイトボードよりも若干軽量で、価格も安いというのが特徴です。
ホーロー製よりも耐久性やキズの面では劣ってしまいますが、かき消しが少ない場所(例えば、学校で図表などの紙をマグネットでつけて使用する等)や、社内の掲示板として使用する場合、スチール製ホワイトボードをおすすめします。軽量なので、掲示板のような壁掛けとしての使用が可能となるのです。
動画で説明~キズの耐久性
ホーロー製は、ホーロー加工という特殊な加工を施しているため、
スチール製よりも価格が若干割高になってしまうんですね。使う場所や、
使い方によって、どちらにするか選ぶのがいいかと思います。
ここまでホーロー製とスチール製の違いについてお話をしてきましたが、
日頃のお手入れで長く使用できたりそうでなかったりする場合もあります。
■使用環境による劣化
・エアコンの吹き出し口が近くにあり、エアコンの風があたるところで使用している
・直射日光のあたる場所で使用している
・筆記面を手でべたべた触る
・ペンやイレーザーで筆記面にキズをつけてしまう
エアコンの風や直射日光にあたることにより、筆記面にほこりが付着しやすくなり、
マーカーが消えにくくなります。同様に、ボード面を手で触ってしまうと、
手の油がついてしまい、その上ににマーカーを重ねることにより、
油に混ざったマーカーがボード面に付着し、インク跡が残ってしまいます。
また、キズがついた場合、キズにインクが入り込み、イレーザーで消しても
消えないというようなことがおこり、結果跡が残る原因を作ってしまいます。
■マーカー(ペン)の置き方
マーカーは寝かせて置いておくのがベストです。
ペン先を上に向けて置いておくと、乾いてしまいます。
ペン先を下に向けて置いておくと、液が出すぎてしまいます。
ホワイトボードにマーカーで書くと、顔料と剥離剤に分離して
上の図のようになります。
このように、剥離剤がしっかりと固まって、顔料と分離する状態に
なっているのがベストな状態、つまり、消した時きれいに消える状態です。
(剥離剤の上に顔料がしっかりと乗っている状態→
剥離剤のおかげで顔料がおちやすくなる)
この時、マーカーを寝かせておくことにより、インクが均一になり、
上の図のようなベスト状態になるというわけです。
■書いてすぐに消さないこと!書いてから長時間放置しないこと!
書いてすぐに消すと剥離剤が乾ききらず、消し跡を残す原因を作ってしまいます。
逆に、書いてから長時間放置するのも消し跡を残す原因になるので、
注意しましょう!
余談ですが、赤いマーカーは黒いマーカーよりも消えづらいそうです。ご参考まで。
よく絞った雑巾で拭くことで、きれいにホワイトボードの表面の汚れを
取ることができます。水拭きをした後は、乾拭きをしてから使用しましょう!
ただし、アルコールがホワイトボードの表面のコーティングを傷つけてしまう
可能性もあるので、高頻度での使用は避けたほうがいいでしょう。
除光液や界面活性剤が入っている洗剤もホワイトボードを劣化させてしまう
原因になるので、使用しないようにしましょう!
マーカーやイレーザーも定期的な買い替えをおすすめします。
マーカーを長期で使用していると、顔料と剥離剤の混合割合が変わってしまい、
本来きれいに消せるはずの文字が消えにくくなってしまいます。
イレーザーもインクの汚れがひどくなってきたときは買い替えをしましょう!
どうしても汚れが消えないときは、思い切って新調するのも一つの手です。
使用場所や、使い方によって、自分にあったホワイトボードを
検討してみてください(^-^)